2024.03 25

インタビュー

飲食業界20年で培った人脈と経験を活用した新会社メシヤノミカタの事業内容と展望


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飲食業界20年で培った人脈と経験を活用した新会社メシヤノミカタの事業内容と展望

目次

2024年2月、Team Energyに新しくメシヤノミカタ株式会社が設立されました。

今回は、メシヤノミカタ株式会社の代表取締役に就任された島田裕之さんにインタビュー。

飲食業界で20年以上活躍されてきた島田さんの経歴や、Team Energyに参画した経緯、さらにメシヤノミカタ株式会社の展望を伺いました。

メシヤノミカタ株式会社 代表取締役 島田 裕之

大学卒業後、大手外食チェーンに入社し、店長・エリアマネージャーを経て国内商品企画部門長を経験。2011~2015年にわたって台湾地域の社長として活躍し、過去最高益を達成した。
2023年9月にTeam Energyに参画し、メシヤノミカタ株式会社代表取締役に就任。
現在、事業継承・スイーツ・フランチャイズの3事業を展開中。

1年で台湾部門の赤字を解消。海外事業に携わった会社員時代。

──はじめに、島田さんの経歴を教えてください。

私は大学卒業後、主に居酒屋を展開する大手外食チェーンに入社しました。はじめは店長やエリアマネージャーなど、現場の仕事に従事していましたね。

30歳のときに店舗メニューの企画・開発を行う商品企画部長に就任した頃から、徐々に企業運営に携わるようになりました。

その後、海外部門の拡大に伴って2008年から香港に駐在し、現地の店舗運営を担当するように。

さらに転機となったのは、2011年です。台湾の店舗の赤字解消を任され、台湾地域の社長に就任することになりました。

はじめは現場の理解と従業員とのコミュニケーションを深めることに徹しましたね。また評価体制や勤務形態の見直しも行いました。当時目指したのは、従業員が会社に協力したくなるような環境づくりです。

結果的に社長就任1年目で、マイナス1億円の赤字から黒字に立て直すことに成功しました。約4年間にわたって台湾地域の社長を勤めましたが、従業員の協力のおかげで在任期間中は過去最高益を達成することができました。

──日本と海外では文化が異なるので、さまざまな苦労があったと思います。海外に勤められている時、どういった部分が大変でしたか?

1番大変だったのは、教育と人のマネジメントです。

日本料理をつくったことがない人や、そもそも日本に行ったことがない人が料理するからこそ、調理工程の指導は大変でした。

また、退職しようとしている人を引き止めるのも大変で。何に対して悩んでいるのかヒアリングしたり、事業理念を伝えたりするなど、とにかく奮闘する日々でしたね。

──大手外食チェーンの海外部門を立て直した後、2015年に退職されたと聞きました。2015年以降のご経歴について教えてください。

2015年のタイミングで退社して、台湾での起業を考えていたのですが、家族の同意を得られなかったので一度帰国することにしたんです。

帰国したタイミングでお声がけいただいて、別の大手外食チェーンに転職。高速道路のサービスエリア出店事業の立ち上げや、タイとシンガポールでの海外部門立ち上げを経験しました。

おかげさまで、タイとシンガポール両地域とも在任期間中に最高益を達成できて嬉しかったですね。

そしてちょうど最高益を達成したタイミングで、50歳になりまして。新しいチャレンジをしようと思い、2023年7月にフリーランスへ転向しました。

業界を熟知していたからこそTeam Energyで社長になることを選択

──フリーランスに転向してから約半年後に、Team Energyグループ会社の社長に就任されました。Team Energyを知ったきっかけは何だったのでしょうか?

学生から社会人まで、幅広い年代をターゲットにしたマッチングサービスの「Wantedly」です。

フリーランスに転向した時、一旦前職の力に頼らずに仕事を見つけたいなと思いまして。転職サイトやフリーランス向けのマッチングサイトに登録しました。

その中で見つけたのがTeam Energyです。「社長になれるなんておもしろいな」と思い応募して、一度面談する運びになったのが2023年9月頃ですね。

──率直にTeam Energyの第一印象はいかがでしたか?

「本当に20歳そこそこの若い人を社長に抜擢する会社があるの?」と驚きました。また経営陣が私より一回り以上年齢が離れていたので、私に対してコミュニケーションしづらくないかなという不安もありましたね。

けれども、実際にTeam Energyの経営陣とお会いして話しをする中で、Webに書いていることは全部本気であることが伝わってきて。大手企業にはない、ベンチャースピリットが感じられて、自分と相性が良さそうだなと感じました。

──島田さんはこれまで大手飲食チェーンに勤められていたからこそ、Team Energyの雰囲気を新鮮に感じられたのでしょうか。

逆ですね。1社目は上場前の時期に入社して、積極的に事業を展開して、海外部門も展開して……と、怒涛の立ち上げ期真っ只中。

そのため、まさに今のTeam Energyと同じように「ここから会社を大きくするぞ!」という熱気に満ちていました。だからこそ、当時の雰囲気を思い出して懐かしくなりましたね。

──一方で、ご自身の資本で起業する選択もあったと思います。

飲食業界で20年以上働いてきたからこそ、自己資本で飲食事業を立ち上げても成功する確率が低いことを痛感していました。自分の体感的には、飲食事業を10個立ち上げても1個成功するかしないかくらいの確率だと思っています。

また私は、家族を守らなければならないということも大きかったですね。

──飲食業界を熟知していたからこそ、自分の資本で開業することは選択せず、Team Energyで社長になることを選択されたのですね。

人脈と経験をフル活用したメシヤノミカタ株式会社の事業と展望

──メシヤノミカタ株式会社の事業内容について教えてください。

大きく分けて、3つの柱で事業展開を予定しています。

1つはM&Aによる事業継承です。今ある事業を買収させていただいて、事業を受け継いだ後に利益を出す体制を整えていきます。

2つ目はスイーツ事業ですね。スイーツ業界で活躍する知人をパートナーとして採用し、新しいスイーツを開発して催事やECサイトでの販売を検討中です。

3つ目が、居酒屋のフランチャイズ展開です。こちらも既に居酒屋事業を立ち上げている知人とパートナー関係を組み、これから海外展開を視野に入れたフランチャイズ事業の立ち上げを予定しています。

──いきなり3つの事業を展開するのは大変ではないですか?

長年の付き合いがある知人をパートナーとして採用することで、3つの事業を同時展開できる体制を整えました。

M&A事業は、従業員を含めた企業の事業継承を予定しています。従業員の方をこちらの方で再雇用し、キャッシュフローを生む事業としてしっかりと運営して、収益の柱に育てていければと考えています。

2つ目のスイーツ事業は、顧問契約しているパートナーと契約して事業を委託しています。

3つ目のフランチャイズ事業の軸となる居酒屋のオーナーも、私の昔からの知人です。まずはフランチャイズの運営会社を探す段階からスタートし、ゆくゆくは海外展開を進めていく予定です。

──島田さんがこれまで培ってきた人脈をフル活用していく事業なんですね。メシヤノミカタ株式会社の今後の展望について教えてください。

会社の規模としては、10年後までに売上100億円を目指したいですね。

また私はこれまでさまざまな業務に携わってきた中で、会社にとって最も影響力のある存在である社長業が1番楽しい仕事だと感じています。

加えて自分の会社の成長より、従業員の成長を促すことにやりがいと楽しさを感じているので、従業員の成長を間近で見られるのが楽しみです。

──自分のお店で経験を積んで、独立していくような人を増やしていきたいといった展望もありますか?

実は台湾時代の従業員が独立して、焼肉屋や鍋専門店を開業していまして。今も連絡を取る中でアドバイスすることもあり、“社長”と“従業員”という関係性以上に、国籍を超えた良い関係性をつくれたと自負しています。

だからこそもう一度、役職や国籍を超えた、良き人間関係が生み出される会社を作りたいですね。

さらにメシヤノミカタ株式会社で働いた人が独立して会社を作ったり、Team Energyで社長としてチャレンジしたりするなど……“派生”を生み出していく存在になれたらいいなと思っています。

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