2023.12 19

イベント

【イベントレポ】Team Energy創業者中村とiU学生の白熱したセッションの一部始終をお届け!


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【イベントレポ】Team Energy創業者中村とiU学生の白熱したセッションの一部始終をお届け!

目次

11月17日にTeam Energyは、情報経営イノベーション専門職大学(iU)とのコラボレーションにより、「失敗学のすゝめ」を開催しました。Team Energy創業者の中村誠司の講演を含む、イベントレポートをぜひご覧ください。

イベント概要

■タイトル
失敗学のすゝめ

■主催
Team Energy Seeds

■講演
中村誠司 Team Energy株式会社 創業者

■イベント概要
「1,000社の会社設立」を目標に掲げる、Team Energy。プロジェクトを進める中で大切にしているのは、失敗を許容する文化。本イベントでは「失敗も含めて、チャレンジしていくことの大切さ」を伝えています。

開会の挨拶 ―Team Energy Seedsについて

Team Energy Seedsとは、日本一「多様な社長」を輩出する創業プログラムです。事業経験がない学生や主婦なども対象に、十人十色の個性を活かした経営者の輩出をサポートします。資本金は100%Team Energy出資とし、起業リスクを抑えて社長経験ができること、そして社長教育に特化した教育機関と連動し、教育と並行して事業計画の策定に伴走することが特徴です。

Team Energy Seedsに参加が決まった方とは、まず本音でコミュニケーションを取り、人間性を伝えていただきます。そのうえで個人の強みや特性に応じて、事業テーマを選定。顧客インタビューや市場調査を通じて、事業計画・事業構想を検討します。3年以内の黒字化を想定して事業計画を策定し、具体的な設立時期や資本金について決定したら、起業となります。

Team Energyでは、素直であること、自分の意見を持っていることを大切にしています。サポートするのは、何か一つを追求できる情熱を持った方。得意なことや好きなことで仕事をしたい、社会をもっと良くしたいという想いのある方は、ぜひ一緒にチャレンジしましょう。

▲完成したてのブランディングムービーを上映し、参加者の皆さんにTeam Energyのことを知っていただきました。以下からご覧いただくことができます!

講演「失敗学のすゝめ」

本イベントのメイン企画である、Team Energy創業者の中村による講演を行いました。その一部始終をご紹介します。

全文は以下の記事をご覧ください。

起業に必要なのはオリジナルなアイディアではなく、たくさんの人に話を聞くこと

中村誠司(以下、中村):初めまして、Team Energy株式会社の中村です。私は日常的に起業を目指す方と話をしていますが、「起業をするには、オリジナリティのあるアイディアが必要だ」と思っている方が多いと感じます。しかし実際は、そうではありません。大切なのは新しいアイディアを思いつくことではなく、独自性がなくともまず1円を稼ぐことです。考えても思いつかないからといって何も行動しないのは、とてももったいないです。世の中にすでにあるものでよいので、自分に合うものを見つけて、小さくスタートしましょう。

また、起業したい方はぜひ、たくさんの経営者に話を聞いてください。若い方が「自分も社長になりたい」と相談に来たら、自分の経験を話してくれる方はたくさんいます。行動力さえ発揮できれば、様々な話を聞けるはずです。誰かの体験談を聞くことは、その人の経験をもらうことになるため、とても有意義です。ただ、待っていても出会いはありません。自分から行動して、人に会いに行ってください。

目標と期限を決めたら、とにかく行動することが大切

社長として成長するには時間が必要なので、起業したい方はまず社長になってください。社長になれば他の企業の社長に会いやすくなりますし、読む本も変わりますし、考え方がどんどん社長らしくなります。

起業したら、社長という立場で常にものを考えるようにしてください。社長としての思考の訓練を重ねて様々な行動を起こすことで、どんどん経営者らしくなるものです。もう一つ大切なポイントは、期限を切ることです。簡単なものでもいいので、いつまでに何をするか、目標を決めて動きましょう。計画を立てて実行したら振り返って、また計画を立てて見直すというサイクルを身につけてください。

最後に、経営なんて誰にでもできます。真剣に取り組んで、人の話を聞いて、徹底的に行動さえすれば、本当に誰でもできるんです。お金やスキルがなくても、関係ありません。スタートは小さくても大丈夫です。まずは自分にできるものから始めて、とにかく行動していってください。

▲中村の講演を真剣に聞く学生の姿が印象的でした。

質疑応答

講演では、参加者の学生たちから中村への質疑応答が行われました。その内容をご紹介します。

Q.自分がやろうとしていることをネットで探すと、クオリティの高いものが見つかります。自分には手が出せないと思ってしまうのですが、どうしたらいいですか?

A.一緒に取り組んでくれる仲間を見つけてください。もし人が上手く集まらないなら、人集めに成功している人に話を聞いてみるとよいでしょう。「人がそろわないから動けない」と言うのではなく、どうしたらそろうかを考えて行動することが大切です。

また、毎日「こんな人と出会いたい」と意識したら、絶対にそういう人と出会えます。自分の意識をそこにフォーカスして、どんどん行動すればつながりができるものです。

Q.創業5期目までの計画は、どのように立てていましたか?私は今会社を経営していて2期目なのですが、3期目の収益が見えておらず不安です。ストック型の事業をやるべきだろうと考えています。

A.そもそも、先のことを最初から決めること自体がよくありません。想像力がなくなりますし、何か決めても戦争やコロナなどで環境がまったく変わる可能性もあります。社長というのは、ありとあらゆる環境に応じながら動いていかなくてはなりません。上手くいかないことばかりですが、「こんなものだ」と思って臨機応変に変えてまた行動します。

また、誰しもストック型の事業をやりたいと言いますが、若いうちは楽しないでください。ストック型にしなくても、年商100億まではいけます。楽して稼いで会社を売って、金利で生活している元社長もいますが、そういう生活が楽しいと思いますか。私は、40歳ぐらいまでは死ぬ気で働いたらいいと思います。その方が未来は明るいです。

Q.起業のためにメンターからアドバイスをもらうのですが、そのフィードバックが自分たちがやりたいこととズレています。だんだん、何がやりたいのかわからなくなってしまいました。

A.目標を明確にしましょう。自分たちのやりたいことをやることが目標なら、メンターはそのための道筋を見せてくれます。やりたいことをやるなら、「儲からなくてもいいから、これをやりたい」と明確にすれば、そのために必要なことを教えてくれると思います。とにかく、目標をメンターと一致させることが重要です。

さらに、一人のメンターがすべてを知っているわけではありません。だから、他の人にも話を聞きに行ってください。いずれにせよ、「こうでもない、ああでもない」と思考が行ったり来たりしているのはとても良い状態です。次は期限をつけて、「いつまでにこうする」と決めると、具体的に動き出すかもしれません。

Q.自分には目標がありません。どうしたらいいのでしょうか。

A.すべてに対して、「なんでだろう」という疑問を持ってください。例えば今日の帰り道、「何でこの看板があるのか」「何で駅をここに作ったのか」など考えてみると、いくつも疑問が生まれます。その疑問に、ビジネスの種があるんです。どんなビジネスをするか目標が決まったら、いつまでに実行するか期限を切ってください。締め切りが決まれば、必死で本を読んだり、人に話を聞きに行ったりするはずです。

目標がなければ、時間を無駄にしてしまいます。時間というのは最大の宝で、その宝をどう生かすかで、人生が決まります。とにかく、目標が決まったら行動しましょう。頭も、体も、神経も、何でもいいから動かしてください。動かし続けたら熱が出て、熱から情熱が生まれます。

他の学生からの質疑応答は以下の記事でお読みいただけます。

失敗学のすゝめ 講演レポート

交流タイム

講演後は、参加者とTeam Energyのメンバーで交流会を開きました。いくつかのグループに分かれて、自分の活動していることや目標を共有。お互いのビジネスや考えについて、意見を交換しました。

Tさん:私はTeam Energyのインターンメンバーで、普段は6人のチームで動画クリエイターとして活動しています。まだ始めて間もないですし、自分が先頭に立って何かを行った経験が少ないので四苦八苦しています。

Uさん:私もTeam Energyでインターンしています。ここでの活動を通して成長できたという実感があるので、今日参加していただいたみなさんの役に立ちたいと思っています。困っていることがあれば、何でも相談してほしいです。

Kさん:初めまして。私は今、映画を撮りたいと考えていて、脚本を書いています。きっかけは、実は高校時代にいじめを経験していたので、当時の自分を何かしらの形で救いたいと思ったことです。もともと音楽と映画が大好きだったので、この道を選びました。今は表現力を高めるために、小説を読んでいます。自分の作品が撮れたら、ミニシアターにかけてもらいたいと考えています。

Sさん:情報経営イノベーション専門職大学(以下、「iU」)には、芸術系を志している学生もいるんですね。

Kさん:はい、ある意味「普通」ではない学生ばかりなので。ステータスを図にすると、どこかが突出しているような人が多く、芸術系の人もいます。

SKさん:私は、スポーツとテクノロジーを組み合わせた「超人スポーツ」の事業を行っている、AXEREAL株式会社でインターンをしています。iUでは、3Dモデリングについて勉強しています。

また、VR機器を使った体験会を開いたり、町のお祭りに出展したりしました。今後は有料のイベントが開けるよう、準備を進めています。

Oさん:私は高校まで石垣島にいたのですが、高校2年生の時にICT企業のインターンでアプリ開発の仕組みの部分を学び、同時期に台湾とオーストラリアの研修に参加してICT全般について勉強しました。高校3年生の時に民間企業が主催する人材育成プログラムに参加し、起業したいという気持ちでiUに入学。今は3Dモデリングやデザインに関する案件を、スキルシェアサービスで売り出しています。

Mさん:私は高校まで音楽をやっていて、吹奏楽で全国大会にも出場しました。その中でも様々な趣味があり、やりたいことが多かったので、何でもできそうなiUに入学しました。今は、OKさんと一緒にお菓子に関するビジネスを立ち上げるために準備しています。

OKさん:Mさんと一緒に起業の準備を進めている、OKです。私は小さい時から食べることが好きで、特に甘いものが大好きでした。ずっと「将来はお菓子のディズニーランドを作りたい」と思っていて、まずは世界のお菓子をたくさんの人に知ってもらうために起業したいと思っています。人とお菓子との出会いを楽しくするためのプロダクトを、開発中です。

インタビュー

最後に、イベントの参加者の方にインタビューをしました。

参加者Aさん

インタビュイー:今日はイベントに参加してみていかがでしたか?

参加者A:中村社長の、「行動をしないと始まらない」という話が刺さりました。ちょうど、インターン先で「目標を立てて、それに向かってすぐに行動する能力をつけた方がいい」というアドバイスをもらったばかりなので、改めて「もっと行動力をつけたい」と感じました。また、若さという武器があるというお話や、プレゼンテーションでは熱量が大切だというお話も、とても勉強になりました。

インタビュイー:学びがあったとのことで、良かったです。

参加者A:今日は友達に誘われて参加したのですが、今後の自分の成長につながる時間を過ごせて、本当によかったです。時間があればもっとお話しを聞いてみたかったです。

インタビュイー:ちなみに、今後はどんなイベントに参加したいと思いますか?

参加者A:何か一つのトークテーマがあって、参加者が自分の意見を話すようなものがあればと思います。初めて会った人だからこそ生まれる意見交換会があれば、面白いのではないでしょうか。

インタビュイー:それは面白そうですね。ありがとうございます。

参加者Bさん、Cさん

インタビュイー:Bさんは交流会で中村代表とたくさん話していましたが、いかがでしたか?

参加者B:直接いろいろな話を聞いてもらって、もやもやしていた悩みが晴れました。最近、ペルソナを自分としたサービスと、他の誰かとしたサービスの2つで迷っていたのですが、自分をペルソナにすることにします。その方が、楽しんでビジネスができると気づきました。

参加者C:私は、Bさんの作りたい世界を実現したいと思っていたので、不安はありません。今はとにかく、ピッチまでに準備が間に合うかが勝負ですね。やっとペルソナが固まったので、しっかり進めていきます。

インタビュイー:事業が進展するきっかけになってよかったです。

参加者C:経営のプロの方と話す機会はなかなかないので、勉強になりました。経験を教えていただいて知見を蓄えられたし、自分たちのインスピレーションも活性化されたと思います。

さいごに

今回は、iUの学生の皆さんに大変真剣な姿勢で臨んでいただき、心より感謝申し上げます。

特に印象的だったのは、講演後の質疑応答セッションです。学生の皆さんが抱えるリアルな悩みに対し、中村が丁寧に答えていく様子は、見応えのあるものでした。

このイベントは非常に好評でしたので、今後も同様のイベントを定期的に開催する予定です。企画の詳細が決まりましたら、Team Energyのウェブサイトでお知らせいたします。

以上、「失敗学のすゝめ」イベントレポートでした!

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