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2024.08 09

インタビュー

中村代表が語るTeam Energy改革の展望!中間ホールディングス設立によるコンパクト化とAIを中心とした事業戦略


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中村代表が語るTeam Energy改革の展望!中間ホールディングス設立によるコンパクト化とAIを中心とした事業戦略

目次

中間ホールディングス設立によるコンパクト化で、事業の発展が加速する

ーーこの度、新会社「Team Energy AIX」「Team Energy AI総研」を立ち上げて、既存の「Team Energy Growth」と3社の中間ホールディングスが体制変更となりました。これまで「Team Energy Growth」が一括して担っていた「社長発掘・社長育成・事業成長」の役割を分割してそれぞれの中間ホールディングスに移管したのはどういった意図があるのでしょうか。

中間ホールディングスというのは目的を持ったチーム分けのようなものなので、今までごちゃっとしていたものを細分化して、組織をコンパクトにしていく意図があります。

「Team Energy AI総研」は、Team Energy AI Academyを通じて起業創業したい人や副業をしたい人を集め、AIスキルを身に付けてもらい、AIを活かした事業アイディアをブラッシュアップしていきます。今後、Team Energyグループの全メンバーにはAIの活用を必須にしていきたいと考えています。「Team Energy AI総研」は、いわばTeam Energyという森に社長という種を見つけてくるようなイメージですね。

次に「Team Energy AIX」は、森に木(会社)を生やす役割です。共経営の要である4つの資源(社長BOX、事業BOX、共走者BOX、資金BOX)を整備することがミッションとなります。様々な機能会社の設立やコーポレートブランディング全般も担います。そのためにネクストカンパニーとしてこのような事業や機能が必要だと思うものを会社設立前の段階から準備を進めておき、社長が見つかったら設立する形も積極的にやっていきます。

最後に「Team Energy Growth」は、木を育てる役割を担います。グループ会社の経営管理を行い、社長を育て、事業を成長させていきます。これまで通りTeam Energy Academiaの実施や組織やチームを創っていく際の伴走も実施していきます。

それぞれの役割を明確に分けて、しっかりとした組織を作り上げようという考えです。

ーー会社として機能を分けることによって、どのようなメリットがあるのでしょうか。

やはりトップがその機能に対して、より責任感を実感します。また、社長の立場で物事を考える人が増えれば、その分それぞれの機能の成長も早くなりますね。

ーー作るチーム、育てるチーム、仕掛けるチーム、仕上げるチーム……こうした役割を一つの会社の部署として分けるより、別の会社として独立するほうがいいわけですね。

そのとおりです。

ーーそれぞれのホールディングスの社長には、その領域の専門家をアサインするのでしょうか。

多額なお金をかけて専門的な人材を採用するというやり方はしないですね。Team Energyにおける会社づくりの進め方というのは、イメージ先行型なんです。先に箱を作る……つまり先に会社を作るわけです。

一方でTeam Energyには、Team Energy AI AcademyやCEOオーディションなどを通じてたくさんの社長候補の方達が集まってきます。その方たちのなかから、箱に合う人を見つけていく。経験の少ない人でも、小さくやることによって育てていくんです。

ーー先に会社を作るというのは、いわゆるバーチャルカンパニーでしょうか。

バーチャルカンパニーのときもありますが、例えばAIのように絶対にやると決まっている事業については、僕なり金田さんなりが社長を務めておいて、後に優秀な人へバトンを渡すという場合もあります。

ーー世の中に必要だと思った会社は、まず作ってしまうわけですか。

そうです。会社を先に作ることによってリソースが集まってくると、仮説を立てているわけです。言うなれば、バーチャルカンパニー、ネクストカンパニー、リアルカンパニーの三段階で会社作りを進めるイメージですね。

バーチャルカンパニーは事業を模索していく段階で、タイミングが来たら実際に会社を作っていく。ネクストカンパニーは先に箱だけ作る状態で、法人は設立しているけれども活動を模索してる段階。リアルカンパニーが実際に事業を進める段階です。

ーー一般的な考え方では、まず人や事業内容が固まってから会社設立に入りますが、Team Energyでは全く逆のプロセスを取るわけですね。

世界中の会社や事業を見ているので、世界で伸びている産業があれば、まずは箱として会社を作っておく。そこから追いかけていく感じですね。

ーー今後も中間ホールディングス化を続けていく構想はあるのでしょうか。

テーマとしては、飲食、地方創生、ファイナンス、グローバル、原子力といろいろ考えています。「Team Energy◯◯」を立ち上げて、その下にそれぞれいくつもの会社が連なっていくイメージです。そのグループが「自分らはワンチームや」と勉強会などをして高め合っていく。

またTeam Energyグループでは、中間ホールディングスの代表同士で交流が持てるわけです。Team Energy内での縦・横・斜めのつながりは、すでに始まりつつありますね。

Team Energyは最新のAIを使いこなす集団を目指す

ーー今回の体制変更でもとりわけ目を引くのが、「Team Energy AI総研」の設立です。AI活用事業をどのように展開されるのでしょうか。

AIを活用して会社を起こそうという人がこれから増えてくると思うので、「Team Energy AI総研」を中心にAI活用の研究やコミュニティ運営を推進して、そこからそれぞれのグループ会社にAI活用を働きかけていく予定です。「AI×エステ」や「AI×飲食」なんて事業も生まれるかもしれない。とにかく、先にAIを覚えてから動こうと。

ーー「Team Energy AI総研」ではどういったマネタイズをイメージされているのでしょうか。

例えば「AIを使いこなしたら、コストを大幅に削減できます。コミュニティに来てみませんか」となれば、お金を払ってでも来たいという人が出てくる。ここでポイントになるのが、最新のAIを常に学び続けてアップデートしていく力がなかったら、絶対に乗り遅れるということです。「AI知ってるよ」という人でも、それが1年前の知識では使い物にならないわけですよ。

実際、日本のAIの普及率はホワイトワーカーでも約30%程度だそうですが、中国では90%を超えているそうです。ですから「AI総研」では、最新のAIをアップデートし続けるネットワーク作りから始めていき、AIで仕事をしたい人、AIを活用して社長になりたい人が集まってくる環境を目指します。

ーー実際に中村代表もAIを活用されているのでしょうか。

ずっと使ってますよ。「AIで仕事をするとしたら、どんな事業があるの」とか、「アメリカでは、どんなAIの仕事が動き出してるの」とか、いろんな会話をしています。あらゆる分野の優秀な専門家が、ずっと隣りにいるようなものですからね。

「Team Energy AI総研」として勉強会を開くときも「AIは非常に優秀なコンサルを雇うようなもので、これを使いこなせる人間になれば年収は倍になります」といったコンセプトであれば、興味を持つ人は多いんじゃないでしょうか。

ーーAIカンパニーの設立推進については、どのような構想を持たれていますか。

勉強会、会社作り、コミュニティ作りを一括してスタートしようかと考えています。

こちらで衣食住を用意して、AIの分野で起業を目指すもの同士で合宿をしてもらい、夜な夜な意見を交わし合う。切磋琢磨しながら「これでいける」というものが見つかれば、一気に会社を立ち上げていく。そういうコミュニティを作れたら面白いなと思っています。CEOオーディション合格者にAIを学んでもらい、CAIO(最高AI責任者)としてより良いキャリアを歩んでもらうなんて構想もありますね。

ーーTeam EnergyとしてAIを開発する展望はありますか。

そこは考えていません。AIなりアプリなりを使いこなせたらいいわけで、Team Energyとしては最新のAIを使いこなす集団を目指したほうがいい。海外で作られたAIを今から真似て作ってみようという話は無意味なんですよ。開発して、特許を取って……なんてやっている間に、世界中で最高峰の頭脳を持つ人たちが次のAIを開発してくるわけですから。

僕が狙っているのは代理店として、共にAIサービスを広げていく事業です。例えば、電力会社がAIを活用することで発電所の稼働が効率化され、油代を大幅に削減するなんて例はすでにあるんです。そういうAIを活用したサービスをこれから作り続けていくことが目標となりますね。

ーー最後に、「Team Energy AI総研」の目指すべき姿についてお話いただけますか。

英語圏であれば最新のAIを追い続けるグループも多いですが、日本語ではそういったコミュニティはまだ少ないので、「Team Energy AI総研」の作るネットワークには非常に価値があると思います。

AIの有識者たちとつながって、常にそこで知見を得られることにより、コミュニティメンバーのスキルが向上し、収入が増えたり、自己実現につながることを目指します。

さらに「Team Energy AI総研」は、コミュニティメンバーから集めたお金で最新の知見を学びにいく仕組みを作ったり、コミュニティに還元し続けていきたい。利益を独占せず、コミュニティ全体の成長を促進することに使っていくと謳っていきたいですね。

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