2023.10 03

インタビュー

「共感」で人材と企業を紡ぐ「ストーリーライティング」。「ファン採用」戦略がもたらすWantedly代行サービスが伸びている理由


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「共感」で人材と企業を紡ぐ「ストーリーライティング」。「ファン採用」戦略がもたらすWantedly代行サービスが伸びている理由

目次

「共感」を核とした「ストーリーライティング」が、人材と企業を繋ぐ新しい採用の形を生み出しています。この記事では、Wantedly代行サービスの成長背景と、ファン採用戦略の重要性について、Team Energyグループの株式会社ストーリーテラーズ代表 高野美菜子さんに聞きました。

高野 美菜子(こうの みなこ)
株式会社ストーリーテラーズ代表

京都生まれ。2021年、ストーリーで、ファンと未来を創り出す「株式会社ストーリーテラーズ」を設立。『子どもも理解できるわかりやすさ』を軸とした独自のストーリーライティング手法をもとに、ストーリーを活用した企業の採用・広報支援にあたる。

「想い」をつなぐ、 リアルに届ける。共感からはじまるファン採用とは

──では、まず始めに、ファン採用とはどういうものなのか、教えていただいてもよろしいでしょうか?

 はい。業種や待遇とか、そういった基準で会社を選ぶのではなく、その会社の事業そのもの、社長の想い、社員が頑張ってキャリアアップしている姿勢など、共感してファンになった状態で、この会社に働きたい!と応募してくれる。そういう採用の在り方です。

──ファン歴は関係なく、共感が大事になるんですよね?

 そうですね。最近は、いろんな可能性を大切にして、転職活動をしている人が多いように感じるんです。例えば、どうしても営業がやりたいという人よりも、職種や待遇、勤務先とかで選ぶのではなくて、この会社めっちゃ共感する! 応援もしたい!ってファンになった状態で応募するみたいな。だからこそ、そこで長く活躍できるし、それは会社と働く人双方にとっていいことだと思うんです。その採用成立までのプロセスを実現するようなイメージです。

──BtoCの企業の場合は、すでにユーザーである方に入社してもらうケースもあるかと。

 そういったケースもターゲットの対象になりますよね。はい。共感してファンになって入社した人は、その会社で長く活躍して、キャリアアップしてくれて、それは会社にとってうれしいことで。採用コストも削減できますよね。だから、そういうカタチが、両方にとって絶対いいやんって思うんです。当社もWantedlyでライターを募集したとき、共感を重視して掲載したんです。こんな内容でした。

〈 稼ぐよりも学ぶ。SEO対策だとか情報を並べるだけでなく、本当にストーリーを紡ぐことで、会社のファンを増やして、採用が増える、モノが売れる。そんな、これまでにない文章の書き方で伝えて、世の中をもっとより良くしていきたい。そんな人を募集します 〉

その結果、約600名もの応募をいただいたんです。その応募理由に、「会社の事業や想いに共感した」というメッセージをたくさんもらいました。

私は原稿の改善のための添削量が多いのですが、実際に採用となった方から「実践的なライティングを学べる」との声をいただいて。誰も嫌がらず頑張ってくれているのは、やはり入口に強い共感があったので、そういった理解度が深かったのかと思います。

──なるほど。では、ファン採用を進めるうえで、例えば、次の2人の採用候補者のうちどちらを採用しますか? ストーリーライティングは得意ではないけれど、ライティングスキルのある実績も優秀なAさん。もう1人は、ストーリーテラーズの想いに共感してくれて、カルチャーマッチもしそう。でも、ライターとしての実績はないBさん。

 間違いなく、Bさんですね。ライターとして育成する手間はかかるけれど、Bさんです。応募者に共感を求めるなら、企業の姿勢も同じですよね。学歴や実績よりも共感を重視する。そうあるべきだと思います。ファン採用をする会社は、人を育てること、その人の可能性を見い出すことを大事にする会社じゃないと無理ですよね。だからこそ、スポンジのように吸収する要素のある人、これから伸びていく可能性に期待できる人、そういう人がマッチすると思います。

逆に、キャリアやプライドに固執してしまう人は、なかなか合わないのではないでしょうか。もちろん、年齢が全てではないですが、対象はどうしても30代前半くらいまで、比較的若い人になる傾向がありますよね。

──ちなみに、リモートワークが浸透しているなか、人を育てることが難しくなっていると思うんですが、ストーリーテラーズには、オンラインで人材を育てられるノウハウがあると思うんです。

 ありがとうございます。確かに、ファン採用を推進していくうえで、人材育成もセットで考えたほうがいいですよね。当社は、チャット上のコミュニケーションがかなり密だと思います。子育て中の方、外国に住んでいる方など物理的な制限があるなかで、チャットでのコミュニケーションは重視しています。

そもそも会社に共感して入社に至った方は学びに積極的なので、会社としてそ教育しやすいというメリットもあります。

──なるほど。育ちやすい人を採用できるというのは、企業にとって大きなメリットですよね。

情報があふれる時代だからこそ、刺さる文章を。今、ファン採用が必要とされている背景

──高野さんは、ファン採用におけるストーリーライティングの重要性はどのように考えていますか?

 やはり、採用情報に待遇や福利厚生などの条件だけを載せるのでは、長く活躍してくれる人材は集まらないと思います。会社の想いをしっかりと打ち出す情報発信をしないと。そういう意味でストーリーライティングが重要になってくるんだと思います。

──今、勤続年数が短くなっているなかで、いかに長く働いてくれる人を採用するためにはという感じですよね?

 はい。終身雇用を目指しているのではなく、もし辞めたとしても、ファンになって入社した人は、良い関係性でつながっていられると思うんです。少なくとも、悪い辞め方にはならない可能性が高いですよね。企業のクチコミサイトにネガティブな投稿を書き込むとか(笑)。例えば、結婚を理由に辞めても、その会社を応援したい気持ちは変わらないはず。

──辞めても業務委託として仕事を続けられるという選択肢もありますよね。もしくは、再雇用だってできる。ところで、ファン採用に取り組めていない会社、つまりは採用における失敗事例ってありますか?

 Wantedlyに限らず、採用に携わった経験から言いますと、採用対象のペルソナがはっきりしていない企業が意外と多い。営業においてはマーケティングをしっかり分析しているのだけど、採用となると「素直で、元気で明るくて」みたいな、それってどの会社にも当てはまるよってところにおさまっているんですよね。

──ペルソナがはっきりしていると、どのようなところに活きてくるんでしょうか?

 そうですね、ペルソナがはっきりしていると、より明確に刺さると思います。結局、その人が何を思っているとか、何を悩んでいて何を求めているか、そういったニーズに刺さるように、より文章がリアルになるんです。誰かではなく、あなたに向けて届けたいというリアルさが、本当に刺さるんだと思います。

例えば、ある会社のSEの募集で、最初は「SEとして成長したい人求む」みたいな文章だったんですけど、本当にどういう人を求めているのか、会社の不満や課題までヒアリングしていくと、募集のコピーは「顧客の無茶ぶりにもう疲れたあなたへ」という呼びかけになったんです。結果、アクセスが増えて、やっぱり具体的に伝えているから、それは刺さりますよね。これだけ世の中に情報が増えていたら、刺しにいかないと本当にマッチした採用候補者には刺さらないです。

──ペルソナを明確にしてるからこそ、刺さる文章を打ち出せるってことですよね。また、ファン採用と相性の良い会社ってどのような会社ですか?

 うちの会社、めっちゃいいやん!って、ちゃんと自信を持っている会社ですね。それなのに、媒体に載せても応募がないとか。そもそもの自信があるって、大きな魅力だと思います。そのカタチにできない想いを伝えるのが、私たちの役目です。

あと、採用は人事だけで取り組むのではなく、社員みんなでSNSなどシェアをしてくれるような会社がマッチすると思います。

ストーリーテラーズが、Wantedlyで成果を出している理由

 Wantedlyを初めて利用したお客さんに「今まで自社の想いや社員の姿勢などを発信する媒体がなかったので、まずWantedlyでつくれたことがうれしい」と言われることがあります。まずはそれが採用の第一歩で満足していると。そこに価値を感じて、継続してくれる企業さんが多いのがうれしいですよね。ほかの媒体だとフォーマットが限られていて出せなかったと聞いて、だからこそWantedlyを選んだんだと思うんです。

──高野さんがインタビューをするとき、会社の魅力を引き出すコツとか大事にしていることはありますか?

 「絶対に魅力があるんだということを、誰よりも信じて聞く」ですかね。スキル的なことではなく、マインドみたいなことですけど。実際、インタビューをしても謙遜する人が多いんですよね。いや、めっちゃいい会社じゃないですかって、私がテンション高くなっているという。そういう意味では、私がいちばんファンになっていると思いますよね。

あと、やっぱりオンラインではなく、実際に職場を訪問することも大切じゃないかと。効率は悪くても、効率だけを優先してはいけないってことを、ストーリーテラーズのみんな理解してくれています。

──自社の良さって、外部の人だからこそ客観的に気づけますよね。だからこそ、ストーリーテラーズの存在意義が強くあると思います。

 ありがとうございます。

──今までのクライアントでWantedlyで成果が出た事例を教えてください。

代表的な事例で株式会社ロスゼロさんをご紹介します。

2022年5月末にWantedlyで募集記事を掲載し、約4ヶ月ほどでカジュアル面談56名、二次・社長面談18名、若手営業パーソン2名内定・採用という結果になっています。実際に採用された中角さんはボランティアでなく事業で課題解決をするという会社の姿勢や社長の生き方に共感されて、入社に至ったという理想的な採用ケースでした。

株式会社ロスゼロ/広報 中角 由樹様のストーリー記事

https://www.wantedly.com/companies/company_1921802/post_articles/494866

──最後に、創業当時からストーリーライティングに力を入れていることが強みだと思いますが、記事制作のほかにやってみたいことはありますか?

 動画をつくれたらいいですね。文章のストーリーライティングと、動画のストーリームービーを合わせることでより共感を届けるコンテンツになると思います。動画は絶対に今後必要となるでしょうね。今後、記事以外の要望が柔軟にお応えしていきたいと思います。

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