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「社長はとてもやりがいがある!今までと見える世界が180度変わりました」
そう朗らかな笑顔で語るのは、株式会社Grand bois(グランボア)代表取締役社長の佐々木 裕実(ささき ひろみ)さん。
10店舗展開する製パン・製菓事業、他企業や地元農家とのコラボレーション商品開発事業などを行う従業員120名の会社Grand bois。
そのGrand boisを率いる佐々木さんは、小学生の子供を持つママ。元々社長になるつもりは欠片もなく、アパレル企業出身です。
このような異色の背景を持つ佐々木社長に、「Team Energyのグループ会社の社長を務めるメリットややりがい」についてお伺いしました。
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【インタビュアー/ライター】
株式会社ストーリーテラーズ ストーリーライター 平澤歩
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Team Energyのグループ会社の社長のやりがい・特徴とは
「『責任や決裁権を持ちながらも、心強い社長仲間と切磋琢磨しながら成長できること』が、Team Energyのグループ会社の社長として事業を行う中で得られるやりがいです。
『自立心のある人』『助け合いの精神を持っている人』『社会貢献にやりがいを感じる人』
にとっては、この上なく面白く、大いに成長できる、最高な環境だと思いますね」
と、佐々木社長は話します。
元々アパレル企業に勤務していた佐々木社長。
なぜ、全く異なる分野である製パン事業に携わることになったのでしょうか。
「アパレル企業で働きながらも、夫が料理人であることから、『将来は夫婦で自分達の店を持ちたいね』という夢を夫とよく話しており、経営への興味や野心がありました。
そして、出産・育児を機に、アパレル企業を一旦退職。
その後、一段落したタイミングで再び働きたいと思っていたのですが、アパレル業界は勤務時間が不規則なため、小さな子どもを抱えて働くのは難しい環境でした。
そんな折、私の夫が料理人であることを知るいとこから、『製パン事業の会社を立ち上げるので一緒にやらないか』という誘いを受けました」という佐々木社長。
「夫と同じ会社で働けば、家事育児の分担がしやすそう」
「将来夫婦でお店を持つ夢を叶えるのに役立つ、経営の勉強ができる」
と考え、佐々木社長は夫婦でGrand boisに参画することを決意しました。
2016年、佐々木社長は店舗販売員として、ご主人はパン職人として同社に入社。
そして2021年、Grand boisがTeam Energyのグループ会社になったタイミングで、佐々木社長のご主人が社長に抜擢され就任。
その後、夫婦二人三脚で経営に携わってきましたが、2023年1月には佐々木社長が社長に就任しました。
しかし元々、社長になるつもりは一切なかった佐々木社長。持ち前の素直さ・ガッツ・結果に対する強い意識が認められ、あれよあれよという間に社長に登りつめたのでした。
そんな佐々木社長は、「社長という仕事」についてこんな風に話します。
「まさか私が社長になるなんて、入社時は思ってもみませんでした。人生、何が起こるかわかりませんね(笑)。
でも今は、社員のみんなで様々な挑戦を続け、成果に繋がった時の感動や、社長という責任ある立場でしか味わえない達成感などを味わいながら、毎日充実した日々を送らせてもらっています」
しかし、こうして今では笑顔で話す佐々木社長にも、辛く困難な時期を必死で乗り越えてきた歴史がありました。
閉店、従業員解雇…辛い経験から得たもの
製パン事業は開業以来、順調に売上を伸ばしていましたが、競合店が続々とオープンし、市場は一気に飽和状態に。さらにコロナ禍も重なり、Grand boisの経営にも大きなダメージを与えました。
「売上がどんどん右肩下がりとなっていき、継続が難しくなった店舗を閉店せざるを得ない状況に追い込まれました。
私は全店舗、立ち上げ段階から携わっていたので、自分でスタートさせたことに自ら終止符を打つという行為は、言葉に言い表せないほど辛い経験でしたね。
そして何より辛かったのは、店舗の閉店に伴い従業員を解雇することでした。
『ここで働きたい!』と希望を持って入ってくれた従業員の気持ちを裏切る形になってしまった、身を切るような辛さ…。
この経験から『経営を拡大する際の判断の重要性』を肝に銘じ、今後はより人を大切にする経営を行うと心に固く誓いました」
ここ半年は食パン販売だけでなく、地域企業や農家とのコラボレーション商品開発、パンをとんかつの衣に使用するといったフードロス削減に向けた二次利用事業、カフェ事業など、新しい事業に積極的にチャレンジしている佐々木社長。
「積極的なチャレンジの甲斐があって、業績は回復傾向にあります。
社長ゆえの辛さもありますが、それ以上に、めげずに挑戦し続けてきたことが成果に繋がりはじめた今、社長という立場だからこそ味わえる喜びや達成感を噛みしめています」
Team Energyという力強い存在
社長になって以来、嬉しいことや辛いこと、様々な経験をしてきた佐々木社長。
辛い時こそ、Team Energyグループの一員であることの素晴らしさを実感していると言います。
「『社長は孤独だ』とよく言われますが、Team Energyグループでは、他社の社長や顧問の皆さんに気兼ねなく相談ができたり、経営の勉強会に参加して自身のスキルを磨いたりと、
同じ志を持つ社長同士のネットワークがあることがとても心強いです。
もちろん、この環境に甘んじることはよくないですし、最終的に意思決定するのは社長である自分自身ですが、
『本当にこの決断で良いのか?』と迷った時に、親身になって相談に乗ってくれる存在が身近にいるのは、他にはない恵まれた環境だと思います」
女性が働きやすい企業づくりの実現へ
最後に、佐々木社長が今後力を入れたいことについてお伺いしました。
「女性活躍の推進に力を入れていきたいですね。
私自身、母親であり、子供との時間も大切にしたいので、スケジュールを徹底的に管理しながら社長業を行っています。
今私がメインで携わっているチームメンバー5人も全員がママ。
中には、お子さんが特別な事情を抱えているメンバーもいますが、そんな中全員が短時間で、生産性高く仕事をしています。
女性は限られた時間で集中して仕事を行い、最大限の力を発揮する能力に長けている。
この女性の力を活かして、フレックス勤務や、2時間などの短時間労働でも大歓迎という職場環境を日本中に広めていきたいですね。
そんな働き方改革を、母親であり社長である私が先導して、行っていきたいと思っています」
今までの経歴と全く異なる事業で社長を務め、苦境にも負けず、努力の成果が実を結び始めた佐々木社長。
将来を見据え、今までと異なる事業にもチャレンジしていく新たな段階に突入しており、佐々木社長持ち前の突破力を活かして、既に動き出しています。
これからも、心強いTeam Energyの社長仲間とともに、さらなる飛躍を目指して挑戦を続けます。
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